我が社の重点戦略分野を特定し、そこに特許を集中させることが特許戦略の基本ですが、その効果としては、次のことが考えられます。
- どの分野に特許を集中させるかを考えなければならないので、戦略的な発想が習慣化する。
- 特定分野の技術力が向上し、我が社の技術的な「柱」を作ることができる。
- 特許の集中分野で特許網を張り巡らすことが出来る。
- 集中分野の技術力が向上し、しかも、そこに特許網が作られるので、ライバル会社に対して相対的に優位な立場を築くことが出来る。

本田技研の本田宗一郎氏の言葉 我が社は売上高の3%に相当する開発費を「国づくりから米づくりまで」やっているのではなく、エンジン一本に投入している。