37号37号

37号研究開発成果と特許戦略

研究開発成果があるから、特許戦略が必要となるタイプの会社

開発部門の開発方針がはっきりしていて、特に指示を出さなくても、質の高い開発がされる会社。このタイプの会社の特許戦略は、開発の成果をフォローすることが中心になる。



特許戦略が先にあって、開発成果があとからついてくるタイプの会社
開発部門から明確な開発方針が出てこないタイプの会社。このタイプの会社は、技術的な戦略分野と特許出願についての目標件数とをあらかじめ設定し、その目標件数の達成に向かって邁進すべきである。

ニワトリが先か、タマゴが先か?

会社の方針として、開発成果が先か特許戦略が先かを、一義的に決めてしまうのは危険。一つの会社の中でも、開発方針がはっきりしている部門とそうでない部門とがある。また、開発成果と特許戦略とは、相互に影響しあいながら機能する。何れが先で、何れが後と言い切れないところがある。