62号62号

62号特許マインド

発明を自分の分身と思う

  • 発明とは、それを生み出す過程での苦労を考えれば、技術者の人格そのものである。
    だから、どんな発明でも、一度は特許を意識し、それを育てるという気持にならなければいけない。
  • 特許を取らない発明は、それをゴミ箱に捨てたと同じ。 自分の発明を大事にできないような技術者は、他人の発明も尊重できない。
  • 自分の発明を大事にする気持ちが、特許マインドの第一歩。

特許のネタ探し

  • 発明はするもの、特許は探すもの。
  • 特許マインドのもっとも重要なものは、発明を完成させたときに、特許のネタを探すという習慣を持っていること。
  • 特に、上司が、特許のネタ探しに意欲がなく、「こんな発明ダメだ」とすぐに口走るようだと、部下の特許マインドなど育たない。

会社に対する貢献意識

  • 技術者の力を、ライバルに対する戦闘力に変えるのが、特許である。
  • 会社はいつも戦っているという意識を持ちながら、自らの力を戦闘力に変えようとする貢献意識が特許マインド。
  • 「自分だけ良ければ、それで良し」という考え方では、特許マインドなど育たない。

技術者と特許部員との連携

  • 技術者の力を、ライバルに対する戦闘力に変えるのが、特許である。
  • 両者の連携プレーが、我が社の競争力を強化する。

社会への貢献

  • 発明を一人に独占させるよりも、多くの人に自由に使ってもらったほうが、社会のためになるという考え方もあるが、それは真っ赤なウソ。
  • 共産主義国家は価値の配分を問題にする社会で、価値の創造は二の次となる。
  • その結果、少数の発明者の創造価値を、多数の人がただ受け取るだけとなり、見るも無残な結果を招いてしまった。
  • 積極的に特許を取って、社会の競争意識を高めるのが、社会の活性化に役立つことになる。