Ⅵ、翻訳ソフトの支援が受けながら英語に慣れていく
【新聞情報】:1.対話型人工知能と人間どう違う
「英訳AIと人間どう違う」 朝日新聞 夕刊 2023/05/12
『対話型人工知能(Chat GPT)と人間との違いを、英訳を通じて学ぶと言う授業が立命館大学で始まった(中略)。一つが「自力」、もう一つが旧来のサービスを使った「機械翻訳」、そして「チヤットGPT」を使った英作文』(原文引用)。
この記事の中で、英語の論文を書く時に楽をしたい、と思った大学院生が開発したツールが紹介されていた。
『もともと論文を日本語で書き、英訳するために機械翻訳を活用していたという。示された英文の意味やニュアンスが正しいのか再度機械翻訳で和訳し、意図した日本語になっているか確認する作業を繰り返していた。この手間を省こうと同じ画面で翻訳と逆翻訳ができるツールを開発』(原文引用)。承認番号:(23-2315)
1,日本語から日本語への翻訳:「日⇔日」翻訳
たまに会う中学校時代の同窓会は楽しい。終わった人たち?の集まりは、現況報告と旅行話から始まる。行き着くところ健康談義で場が盛り上がる。耳が遠くなったので都合の悪い話は聞こえない、目が悪くなったので先(行く末)が見えない、物忘れが酷くなったので”呆けるが勝ち” といった類の話は、笑い飛ばして楽しめる。
私の旅行話は、長春・瀋陽・大連への旅行(2017/6月)である。カミさんは、この旅行に備えて「日⇔中」翻訳ソフトをiPhoneに入れたが、いつもの調子で「コテコテ日本語」を入力して変換。しかし意味不明で伝わらない。“この翻訳ソフトは、お馬鹿さんで使えない”と、不機嫌。そこで私が、どんな日本語を入力したのかを確認。文章を作り直して再入力。相手は”解ります”と嬉しそう。”翻訳ソフトは、やはり賢いわね”とカミさんの機嫌が、コロッと良くなった。といった、たわいのない話である。
S君は、私の話を聞いて、いちいち頷いてくれる。彼の娘さんは、アメリカ人と結婚しており、アメリカで暮らしている。娘さん家族との近況報告はメールを使って、英語でやり取りしている。今ではコミュニュケーションが上手く取れるようになった、と嬉しそう。彼は、英語が苦手であることを吹聴していた筈だが、それが、なぜ?
彼の説明によると、まず自分の日本語を①の翻訳ソフト(*)で英語へ翻訳し、その英文をコピーして、②の翻訳ソフト(*)にかけて日本語へ翻訳する。そうすると変な日本語がでてくるので、日本語を修正し、再度①の翻訳ソフトを使う。
このように2つのgoogle翻訳ソフトを行ったり来たりしてやっている。このやり方で翻訳した英文を英語の達人に見せたことがある。家族へ出す英文にしては「固すぎる」と言われた。しかし一番大事なことは、相手に伝わることであるから、と合格を貰った、と。そして彼は、私に言う。「やさしい日本語」であれば、翻訳ソフトの支援が受けられるのではないか、と。
(*)①の翻訳ソフトは、アイフォンに常駐している翻訳ソフト:(ネット環境が無くても使える。過去に翻訳した履歴が残る、自分だけの「辞書(AI)]を構築できる)。(*)②の翻訳ソフトは、ネット上で翻訳するgoogle翻訳ソフト:(ネット環境が無いと使えない
2,世界の人々とコミュニュケーションができる「オープンイングルシュ」
日本が、あるいは日本人が世界から共感を得るためには、まず、世界の人々とコミユニケーションができる、「開かれた日本語(やしい日本語)」、すなわち、第二母語としての「文明日本語」を英訳した「オープンイングルシュ」を「身につけることが早道と考える。そのあとは、日本文化に根ざした日本語が武器となる。日本文化に根ざした日本語は、共生(自然や人間と)の精神と相手を思いやる優しさが根底にある。日本人としてのアイデンティティを見失うことなく対峙していけば、世界の人々から日本が、あるいは日本人が信頼され、尊敬されるに違いない。