0.「報」に「情」が絡んで真の「情報」となる

  いま身近な情報源としてインターネット、テレビ、ラジオ、新 聞、雑誌などがある。確かに、何処にいても均質で新しい情報が、入手できるようになってはいる。しかしそのような「デジタル情報」 は知識の取得が目的である、ビジネスの場面で、役立つ情報は、「対話(*)」から得られたものがほとんどである。

(*)対話と いっても、具体的に相手がある場合もあれば、ある情報が自分の 頭に引っ掛かって、いつもそれを反芻しているうちに閃きを生んだというケースもある。これは自分との対話で生まれた「アナログ情報」である

0-1.情報は元々が、「無味・無色・無臭」である。

 誰かが積極的に関わることで、情報は熱を帯びて色が付き、味が付き、匂いを立て、やがて血が通うのである。 雑情報を持つ人の話は楽しく盛り上がる、 同じ体験をしながら、ある人の話には含蓄があって、ある人の話は通り一遍で終わってしまうということがある。それは視点の違いや発想の違いからくるものである。 知的興味が旺盛で、何でも面白がる人には、自然に人が寄って くる。そこで対話が始まって情報が盛り上がる。

0-2.情報は人脈である。

 積極的人間になるには、情報を集めるだけでなく自分の考えを整理して分かりやすい情報を発信することである。何も変哲もなさそうな情報でも工夫すれば、ビジネスで使える生きた情報となる。情報発信という行為は、まさに創造的であると思う。

0-3.情報との付き合い方を間違えない。

 情報の質や量だけがもっぱら話題になるが、ビジネスで はその情報から何を決断するかが重要となる。課題を見つけるのも、課題を解決するのも、時代を先取りするのも情報が解決してくれる。情報感度を敏感にするには情報の収集力、分析・解析力、発信力を鍛えねばならない。つまり情報から「物・事」の本質を見抜く目を養い「五感」を鍛え「遊び心」を持つことだ。

【関連資料】:https://www.ipma-japan.org/chizai-joho.html

  生きていくに必要な未来情報は、現場からしか生まれてこない。物事は、現場の視点から発想することが大事である。ある人曰く“口は一つしか無いが目と耳は二つある”。つまり“余計なことは言わずに倍、聞いて、倍、見なさい”と言うことらしい。

★①情報はマイナス情報に対して敏感になる。 ②情報は生活情報やビジネス情報のレベルで掴む。③情報は入手するだけでなく自分の言葉で発信する。 ④情報は独自の視点で自分なりに加工する。 ⑤生きた情報は人と人の対話から生まれる。 ⑥生きた情報は現場にある。気になる情報は、メモをとっておく。

発明くんイラスト
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